2022・住宅ローン金利・物件価格相場・円安の今後は?

日銀の政策金利を受けやすい住宅ローン金利。米国FRBの金利上昇で、米国内の住宅ローンが債務不履行になる割合は50%超と過去最高の基準に達している。この現象は、インフレ対策を優先した結果であることが関連する。では我が国はどうなるか。現在の住宅ローン金利は「変動金利が主軸」で利用者の9割以上が変動金利を選択している状況です。2008年9月は1.875%あった変動金利だが、2021年12月には0.475%まで下落している(いずれも大手銀行の金利)。背景には、各行の競争原理の激化がある。消費者としては、利用しやすく望ましい状況ですが、銀行の変動金利は現在、0.5%を割り込んでおり(2021年12月時点)、どう計算してもギリギリか、赤字必須です。ゆえに、金利が下がっても0.3%が最安値となる見通しですが、融資条件が厳しくなるので、実際には「客寄せの傾向」が高い。一方で物件価格はウクライナ侵攻・パンデミックによる資材遅れ・人材不足・ロックダウン等で高騰中である。また、米国の金利政策を受け、円安・物価高になっているので、円(通貨)より物にシフトすることが望ましいです。この状況下で結局なにを選択するべきなのか。答えは1択で「資力の分散」です。

以下、固定金利・フラット35も含めた金利の参考記事です。

https://diamond-fudosan.jp/articles/-/110621